犬の妊娠 <ブリーダー入門>

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犬の妊娠期間は平均で63日。交配日を1日目として、63日目で出産します。その妊娠期間を前期、中期、後期とすると…

前期

まだ外見からは判断できません。交配後2週間くらいでつわりのような症状(食欲がなくなる、食事にムラがでる)見せることがありますが、2,3日でおさまります。

散歩はいつもどおりで構いませんが、この頃はまだ受精卵が子宮に着床していないので、はげしい運動は避けてください。食事に関してもとくに変える必要はまだありません。



中期

交配後22日前後で受精卵が着床し、安定期に入ります。この頃から、子犬・妊娠犬用の高カロリーなフードに変えますが、量はまだ増やさないで下さい。

交配後、30日を過ぎたあたりから、量を増やしますが、一気に増やすのではなく、少しづつ増やします。あまり量を与えすぎると、胎児がお腹の中で成長しすぎて、自然分娩できなくなるケースもありますから、あくまでにも慎重に変えていきます。

お腹もそれほど膨らんでいなくて、一番安定している時期なので、体が汚れているようであればこの期間にシャンプーをして下さい。

注意しないといけないのは、犬は偽妊娠(想像妊娠)することが多いので、妊娠していないのに食事を増やしたりすると、肥満のもとなりますので、わからないようであれば交配後30日後くらいにまず超音波検査で確定させてから、食事は変えるようにして下さい。



後期

この頃になるとお腹も一層膨らみ、外見からも妊娠していることが分かるようになってきますので、高い段差のある場所は注意してください。特に、ダックスのように床からお腹が近い場合、ぶつけやすいので注意が必要です。

出産の準備として、出産時に汚れそうなお腹周り、陰部の周り、そして、子犬が母乳を飲みやすいように、毛をバリカンでカットしておきます。

食事の量は徐々に増やし、最終的には通常の量の3割増を、1日3回から4回に分けて与えます。この時期は胎児に成長に伴って、胃が圧迫されるので一度にたくさんのフードを与えると消化しにくくなるので食事の回数を増やします。

交配後50日を過ぎた頃、レントゲン検査を受け、胎児の頭数、大きさ、骨盤の大きさを確認します。もし、骨盤よりも胎児のほうが大きく育ってしまっていると自然分娩できませんので、帝王切開となることがあります。ここで胎児の数の確認をすることで、出産の時に全部胎児が娩出されたかどうかすぐわかります。

そして、予定日の1週間から10日前には産室となる場所に産箱を設置し、母犬をその場所に慣らさせます。出産に必要な備品も、その頃までには揃えておき、いつ出産が始まってもいいように準備を整えます。

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