断尾・断耳に関しては、すでに欧米では禁止となっている国もあり、賛否両論あるところであり、
決してかんたんに答えることができる問題ではありませんが、現在日本では全犬種標準書にあるスタンダードがその犬種の「形」であり、
「こうあるべき」姿とされています。私としては「職業としてのブリーダー」である以上、
スタンダードに沿った形を作ることが使命と思っているので、そのスタンダードを無視することはできません。
ヨーキーの場合
ヨークシャーテリアは、断尾と狼爪切除を行います。尾については、
スタンダードでは1/3残すとされています(約1.3cm。尻尾の裏側を見ると、
付け根からの色が黒に変わる所があるので、そこが目安となります)。
狼爪は前肢はそのまま残し、後肢のみを切除するのが一般的。
断尾
- 生後1週間以内(神経が発達する前に行うことにより、記憶に残らないようにする)
- 犬種により、残す長さも決められている
- 獣医師による外科手術で行う(ただし、ブリーダーの中にはゴムでうっ血させ、壊死させる人もいるというが、
断面のきれいさや、衛生面でも獣医師に依頼するほうが望ましいと思う)
- 断尾する犬種は、プードル、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ヨークシャー・テリア、ミニチュア・シュナウザー、
アメリカン・コッカー・スパニエル、ミニチュア・ピンシャー、ジャック・ラッセル・テリア、イングリッシュ・コッカー・スパニエル、
ワイアー・フォックス・テリア、ドーベルマン 、ボクサー、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル等です
(2003年登録数順)
断耳
- 全身麻酔で行うため、生後2~3ヶ月頃に行う
- 軟骨の一部を外科手術で切断する
- 断耳する犬種は、ミニチュア・シュナウザー、ミニチュア・ピンシャー、ドーベルマン、ボクサー等です
(2003年登録数順)
狼爪切除
- 麻酔なしで行うため、生後1週間以内に行う(切除しない犬種もあります)。
- 前肢に関してはひっかけたりする可能性が低い生え方をするので、切除する必要はないとされますが、後肢は、
ブラブラするくらいな生え方の場合が多いので、ブラッシングその他でひっかけたりするので、切除するのが望ましいとされている。
- ただし、後肢は退化して生えていない犬もいる
- ブリーダーによっては自分でペンチ等で切ってしまうこともあるらしい。止血は市販されている止血剤を使うとのこと。