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田舎暮らしをしながら犬のブリーダーになりたい

犬のブリーダーになりたい! ヨークシャーテリア ヨークシャーテリア
≡私が自信を持ってオススメする本です
"ブリーダー" になりたい方、そこまではいかないけど愛犬に子犬を産ませたい方に自信を持ってオススメするのがこの本です。犬の交配、妊娠、そして犬の出産、子犬の育て方のバイブルとなりうる1冊です。
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Pキャンプ旅行記
室内脱臭器オーフレッシュ
ナチュラルバランス
AUROフロアー用ワックス
洗えるペットシーツ
N-118消臭スプレー

目次

     


創刊号


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

   『ブリーダーになりたい!』   創刊号 2004.11.5 
                    http://www.fieldvillage.com/

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  ◆◇ごあいさつ


  『ブリーダーになりたい!』をご登録いただいき、ありがとうございます。
 発行人のかのこと申します。犬のブリーダーになりたい!けど、どうしたら
 なれるのだろう…、また、自分の愛犬の出産を考えている方って意外に多い
 のでは?

  このメルマガでは、ブリーダーになるにはどんな資格や届出が必要なのか、
 犬の妊娠、交配について、親犬の選び方など…なかなか教えてもらえない
 ”犬のブリーダーになるために必要な知識・情報”をお伝えします。


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  ◆◇犬種を決める NO.1

  まずブリーダーを始めるにあたって考えなくてはいけないことは、どの犬
 種のブリーダーになりたいか、ということです。

  繁殖(ブリーディング)するということは、その犬種の次の世代を作り出
 すということで、中途半端な知識では完璧なブリーディングはできません。
 まずは本当に自分が惚れ込んだ犬種を選ぶべきです。

  とはいっても好きなだけも行き詰ってしまう場合があります。犬種を決め
 る際に考慮しなくてはいけないことは・・・

 ・医療費や食費など、毎月の必要経費
  健康な犬からしか健康な子犬は生まれません。ペットとして飼う以上に健
 康には注意が必要ですし、予防も必要です。混合ワクチン、狂犬病予防関係、
 フィラリア予防薬は当然の必要経費です。医療費においても大抵は小型犬よ
 りも大型犬のほうが経費がかかります。

  そして与えるフードの選択も慎重に行わなくてはなりません。ブリーダー
 ズパックといわれる18kg入りのフードがありますが、大型犬であれば頭
 数によってはすぐになくなってしまいます。同じ5頭所有したとしても小型
 犬と大型犬とでは必要経費にはかなりの差があります。またペットシーツな
 どの消耗品の費用も試算する必要があります。


 ・どこで飼うのか?飼うスペースは十分あるか?
  これも規模によって変わりますが、どの犬種にしても1頭につき最低限必
 要なスペースは、夜、安心して眠ることが出来る1頭づつ区切られたスペー
 スです。昼間はみんなと一緒のスペースで問題ありませんが、夜だけはスト
 レスがたまらないようしっかり睡眠をとらせる必要があります。

  また出産、子育ての時期は他の犬とは隔離したスペースが必要となります。
 出産、育児をしている母犬はとても神経質になります。静かに子育てが出来
 る環境を与えてあげる必要があります。

  もちろん犬を飼うスペースには犬種により、また子育て中は温度管理が必
 要になってきますので、ただ場所があればいいというものでもありません。

  そして毎日の運動のスペース。大型犬や運動量が多く必要な犬種の場合、
 この運動のスペースを十分確保することも必要です。


  ・・・犬種を決めるときに考慮しなくてはいけないことはまだまだあります。
  続きは次号で。


  ◆◇あとがき

  小さい頃からずっと家に犬がいる生活をしていた私。でもまさか自分がブ
 リーダーになるとは思っていませんでしたが、今では11頭のヨーキーに囲
 まれての賑やかな毎日です。

  でも、やっとここまで増えてきたわけですが、今までに子犬を引き渡しし
 たのはわずか10頭です。もちろん儲けなんてありません。私の蓄えがどん
 どんなくなっていくばかり・・・。

  どころで、ブリーダーを始めて(生後2ヶ月の繁殖用のメス犬を飼い始め
 て)から、初めて収入を得るのにどれくらいかかると思いますか?


  答え:私の場合は約15ヶ月。

  これは2回目の発情で交配させ、産まれた子犬を生後2ヶ月で販売した場
 合の答えなのですが、普通の商売では考えられない数字ですよね。始めてか
 ら15ヶ月もしないと収入がないなんて。。。儲けではなく収入ですよ。

  でも、これが個人ブリーダーの現実なのです。本当に犬が好きでないと出
 来ないことだと、我ながら思っています。

  それでも犬舎号を取得し、「ブリーダー」としてスタートしたからにはあ
 る程度利益を出したいと思っていて、来年にはなんとか黒字になるかな、と
 いうところまできました。

  このメルマガ共々、私の収入がどうなるかも楽しみにしていて下さいね。


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 皆様のご意見ご感想をお待ちしています
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 発行者:かのこ(Field Village)
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第2号


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   『ブリーダーになりたい!』   2号 2004.11.12 
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  ◆◇犬種を決める NO.2

 ・毎日のお手入れはどの程度必要か?
  ブリーダーとはその犬種のプロであるべきですから、その犬種に必要なお
 手入れも基本的には自分で行わなくてはいけません。日々、どの程度お手入
 れが必要かどうかも考えなくてはいけないポイントです。

  大きく分ければ長毛種か短毛種でお手入れが変わってきます。長毛種であ
 ればもちろん毎日のブラッシング、そして必要に応じたトリミングをしなく
 てはいけません。そのための用具も揃える必要もあり、このお手入れにかか
 る時間がとれるかどうか重要なポイントです。

  また短毛種だからといって毎日何もしなくてもいい訳ではありません。毛
 は短くてもブラッシングは皮膚に刺激を与えるという意味で必要なことであ
 り、ただ長毛種より時間がかからないというだけのことです。

  さらに犬種によってはコートがシングルの場合、抜け毛がすくなくてすみ
 ますが、ダブル(上毛、下毛)コートの犬は、換毛期には早く毛が生え変わ
 るようにお手入れする必要があります。

  私たちと同じスペースで飼う場合には、いつもよりお掃除が大変になるこ
 ともちょっとだけ考慮しないといけないポイントです。

  その他、毎日必要というわけではありませんが、定期的に歯、爪、耳など
 のケアも必要です。

  毎日のお手入れは犬を清潔に、キレイにするということ以外にも犬の病気
 や変化をいち早く見つけることが出来るという、大きな意味があります。


 ・その犬種についてアドバイスをいただける知人がいるか?

  純血種の犬は人間によって選択交配され作られてきた犬です。その犬種が
 どうやって作出されてきたのか、起源を知ることは当然ですが、犬種特有の
 知識、情報を得るためには、その犬種についてアドバイスをいただける先輩
 ブリーダーの存在が欠かせません。

  同じ犬種であればどんな犬同士でも交配していいというものではありませ
 ん。犬種によってはかけあわせに望ましくないパターンも多くあります。

  ブリーダーの知識として必要な犬種特有の遺伝疾患についての情報や繁殖、
 出産について注意すべき点などは、なかなか一般に売られている本からでは
 得られません。

  では、どうやってそれらを学んだらいいのか?それはやはり経験を重ねた
 その犬種の先輩ブリーダーから学ぶのが一番なのです。ただ、そのためには
 普段から信頼関係を築く必要があります。

  最近では珍しい犬種も海外からどんどん入ってきていますが、珍しい犬種
 の場合、アドバイスをいただける先輩ブリーダーを見つけることが難しい
 (まだ日本にはいないかもしれない)ので、ブリーダーをこれから始める場
 合にはあまりおすすめできません。


  私が思う、犬種を決める際、考慮しなくてはいけないポイント、もう少し
 あります。続きは次号で・・・。


  ◆◇あとがき

  10月の終わりに2頭交配したのですが、妊娠しているか確定できない今
 の時期が一番もどかしいです。もう少しすればエコーで判定も出来ますし、
 妊娠していればある程度お腹も出てくるのでイヤでもわかります。

  今回はまだ妊娠も確定していないのですが、「○○の子犬を予約したい」
 というメールをいただいているので、その方のためにも妊娠していてほし
 い!と願うばかりです。

  交配した女の子のお腹を見ては「なんか膨らんできたと思わない?」と毎
 日のようにパートナーに話しかけてあきれられていますが、もうすぐ確定で
 きそうです。


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第3号


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   『ブリーダーになりたい!』   3号 2004.11.19 
                    http://www.fieldvillage.com/

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  ◆◇ごあいさつ


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  ◆◇犬種を決める NO.3

 ・交配相手
  ブリーダーの使命はよりクオリティの高い子犬を作出することですよね。
 そのためにはいい台メスといい種オスを選択交配することが最低条件ですが、
 珍しい犬種を選んだ場合、まずこの交配相手を探すことがとても難しくなり
 ます。

  最初にいい台メス1頭、いい種オス1頭を所有して始めたとしても、その
 ペアの交配には何の問題はありませんが、そのペアから生まれてきた女の子
 を残し台メスにしようとすると、もう交配相手を探す必要がでてきます。
 (親子、兄妹、姉弟間の近親交配による一胎子登録が廃止されているため)

  その時、ある程度日本でブリーディングされている犬種であればよりクオ
 リティの高い男の子を捜すことができますが、あまり数がいない場合、どの
 パターンも近親交配となってしまう可能性が高く、交配が行き詰ってしまい
 ます。

  そうなった時どうするかといえば、「海外からより種オスを輸入」するこ
 とになります。もちろん最初からそこまで計画して始めるのであれば問題は
 ありませんが、資金的な問題や、輸入のルートの問題もあるので珍しい犬種
 を選ぶ時には交配相手についても考慮が必要です。

 ・子犬の値段 
  突然ですが子犬の値段ってどのように決まるのかご存知ですか?それは需
 要と供給の問題で、人気のある犬種は高く、人気のない犬種は低くなるので
 す。稀少価値だけでは子犬の値段が高くなるとは限らないのです。

  ブリーダーである以上、子犬を販売し収入を得るわけで、子犬1頭がどれ
 くらいの値段がつくものなのか、またつけるものなのかは事前に考慮する必
 要があります。いくら儲け主義のブリーディングでないとしても支出と収入
 は考えないといけない問題です。

  また、子犬の値段は変動が激しく(=流行がありすぎ!)、季節的にも春
 や秋など比較的値段が高くなり、暑い夏や寒い冬は相場が下がったりします。
 もっとも値段が高くなるときに合せて産ませようとしても無理ですけど…。

  相手は生き物である犬ですし、そもそも子犬の値段なんてあってないよう
 なものですから完璧な予定・予想は難しいのです。

 ・おわりに
  犬種を決めるときに考えなくてはいけないことをいろいろ挙げてきました
 が、最終的にはブリーダー自身がどれだけその犬種に対し愛情をもち、犬質
 の向上に努める意欲を持てるかということに限ると思うんです。

  ”流行りの犬種は儲かる”といわゆる繁殖屋の乱繁殖の結果、遺伝疾患や
 奇形の問題などが騒がれ、その度に「ブリーダー」という言葉のイメージが
 悪くなっています。

  そんな悪いイメージを払拭させるためにも、これからブリーダーになろ
 う!と思っている方には慎重に、本当に自分の情熱を注ぎ込むことが出来る
 犬種を選び、ブリーダーとしてブリディーングしてほしいと思います。


  ◆◇あとがき

  創刊号で初めての収入があったのがブリーダーを初めて15ヶ月の時だと
 お話しましたが、では、その次の収入はどうだったかというと、それからさ
 らに5ヵ月もかかりました。

  私の予定では最初の女の子とほぼ同時期の誕生日の子の出産を予定してい
 たのにもかかわらず、なかなか2回目の発情がこなくて交配できず、結局3
 頭目に我が家に来た子の方が先の出産となったんです。

  生き物なのでどうしようもないことですが、本当にブリーダーって予定通
 りにはいかないものだなぁって、つくづく思ったものです。

  それでも収入の面を考えなければ、犬好きの私にとってはこの上もない環
 境で、楽しい毎日なんですけどね。


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第4号


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   『ブリーダーになりたい!』   4号 2004.11.26 
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  ◆◇ごあいさつ


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  ◆◇「ブリーダーになる」にはどう勉強したらいい?

  ブリーダーって「ブリード(繁殖)する人」という意味であって、特に何
 も勉強もせず愛犬に1度でも子犬を産ませたことがある人も、何十年もその
 犬種に情熱を注ぎ、勉強を積み重ね犬種の向上に関わった人もみんなブリー
 ダーはブリーダーなんですよね。

  何も考えずに交配・出産させるのはとても簡単ですが、誰が見てもすばら
 しいいい犬を、安定してブリーディングさせるのはとっても難しいことなん
 です。だから、誰でも簡単にブリーダーになれますが、ブリーダーを極める
 ということはとっても難しいことなんです。

  では、どうやって勉強し極めたらいいのかということですが、一番早くて
 望ましい方法は、自分がブリーディングしようとする犬種の信頼できるブ
 リーダーについて学び(できれば住み込みで)、あとは経験という教材で勉
 強することではないでしょうか?

  この方法はブリーダーとしての知識を早く得ることが出来るのと、なんと
 いっても実践をともなって身に付けることが出来るので一番の近道です。と
 はいえ、言うのは簡単ですが、実際に実行するのは難しいですよね。

  となるとやはり住み込みではなくても信頼できる先輩ブリーダーを探し、
 教えていただくことが大切なことであり、必要なことだと思います。もちろ
 ん、本などで勉強することは当然のことですが、やはり現場の「生の声」に
 勝るものはありません。

  ブリーダーの世界は横のつながりを大切にしています。横のつながりはど
 れだけあっても損はしません。

  そしてドックショーで目を養う。いいブリーディングをするためにはいい
 犬を知らなければできません。ドックショーに行けばいい犬を見ることもで
 きますし、ブリーディングの先輩であるブリーダーやハンドラー、トリマー
 の方と知り合うチャンスがあふれています。

  そのショーが大きなショーであればあるほど集まる犬も人も多いので、当
 然多くのことを吸収することができます。自分で犬をたくさん所有してしま
 うとなかなか動きがとりにくくなりますが、出来る限りショー会場に足を運
 び自分の目を養うことも大切な勉強です。

  そしてあとは信頼できる獣医師を探すこと。ブリーダーと獣医師は切って
 も切れない関係です。信頼できない獣医師に大切な犬の命を預けられません
 よね。獣医の先生と親しくなれば「獣医学」の繁殖について勉強することが
 出来ます。

  もちろん獣医師としての腕も必要ですが人間的にも相性があったら言うこ
 とありませんよね。さらに料金も良心的なところだったら…。(これかなり
 重要!)長くお付き合いするわけですから相性も料金も大切です。

  健康な犬からでなければ健康な犬は生まれません。病気をしなくてもワク
 チンやフィラリア、そして出産前の検査などは必要な費用です。高いからや
 めておこう、なんてできませんから料金についても獣医師を探すうえで必要
 なことではないでしょうか。

  あとは何といっても自分の経験。何度出産を経験しても全く同じお産はあ
 りません。犬の交配、犬の出産、犬の子育て…全てが他では得ることが出来
 ない勉強なんです。その勉強をいかに自分なりに吸収し、次へつなげていく
 ことが出来るかこれに尽きます。

  ブリーダー(ブリーディング)に終わりはありません。最終的に必要なの
 は結局のところ自分自身の意欲、向上心かもしれませんね。


  ◆◇あとがき

  突然ですが、このメルマガを読んでいただいている皆様は犬と一緒に暮ら
 している方がほとんどだと思うのですが、「普段はかわいい愛犬なのに、ム
 ダ吠えだけは直らない」、「お出かけした時のマーキングに困っている」…
 など、愛犬の悩みってありませんか?

  もちろん私にもあります、あります!(犬11頭と一緒に暮らしていてな
 いほうがおかしいですよね…。)そんな犬の困りごと、悩みをお持ちのみな
 さまが少しでも気持ちよく、楽しく暮らせるよう、また困りごと、悩みごと
 が少しでも解決、解消できればいいなぁ、という思いで新しいサイトとメル
 マガを準備しています。

  詳しくは来週のこのメルマガでお伝えできると思いますので少しお待ち下
 さい。


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第5号


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   『ブリーダーになりたい!』   5号 2004.12.3 
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  ◆◇台メス、種オスを手に入れる

 もともと飼っている犬を繁殖させるのであれば、産んでくれるメス犬(台メ
 スという)、オス犬(種オス)を探す必要はありませんが、ブリーダーとし
 てレベルの高い犬を産ませようとすると、この台メス、種オスにどんな犬を
 選ぶかが勝負どころとなります。

 いい犬を安定して産ませるためには、少なくとも両親犬が5代程度さかのぼ
 ってどんな犬か、どのくらいのレベルの犬か分からなければいけないと言わ
 れています。ですから、最初に迎える犬はその”犬舎の顔”となるわけです
 から慎重に選ぶ必要があります。

 もともと遺伝を考えると、産まれてくる子犬は台メス、種オスから半分づつ
 遺伝子を受け継ぐことになるはずなんですが、実際にはメス犬の遺伝子を7
 割くらい受け継いでいると言われます。

 ということは、種オスよりも台メスのほうがよりいい犬であることが望まし
 いのですが、現実には種オスはCH(チャンピオン)、もしくはCH直子
 (ちょくし。なおこじゃないですよ、親犬がチャンピオンということです)
 で、台メスはCH直子、もしくはノンタイトルの子が多く、圧倒的に種オス
 にいい犬を用いているようです。

 メス犬がショーチャレンジしながら出産をするということはとても管理が大
 変なので、ブリーダーをはじめたばかりではまず難しいと思います。

 母犬に要求されるのはある程度のレベルと、なんといっても子犬を産めるか
 どうかが重要なポイントなのです。

 もちろん台メス、種オスともにCHであればいうことありませんけど…。


 では、そのいい子犬を産んでくれるだろうという台メスとなるメス犬、そし
 ていい犬になるであろうという種オスとなるオス犬はどこから手に入れたら
 いいのでしょうか?

 答えは簡単 ”その犬種における信頼できるブリーダー”です。

 ブリーダーの使命はそもそも「犬種の向上」「犬種の保存」です。子犬が産
 まれるとブリーダーはまずその子犬が将来どんな犬になるか予想し、本当に
 いい犬になると思う犬を犬舎に残し、それ以外の犬は里親をします。

  そしてよりいい犬を求め、理想を求めブリーディングさせていくのです。
 それが犬種の向上・犬種の保存につながっているのです。

 ということは、いい犬になりそうな犬は外には出ない、ということになりま
 すよね。ですから、いい犬を手に入れようとすると、その信頼できるブリー
 ダーから譲っていただくのが一番!なのです。

 このメルマガでも何度も書いていますが、ブリーダーは横のつながりをとて
 も大切にしている、というのがここにもあてはまるわけです。よりいい犬を
 作出するためにはよりいい犬を手に入れることが最低条件ですから。

 これからブリーダーになろう!という場合には、なかなか信頼できるブリー
 ダーと知り合いとなり、最初からいい犬を譲っていただくことは難しいかも
 しれませんが、ショー会場へ足を運んだり、知人を通して紹介していただい
 たり、直接メールなどで連絡をとってみたり…、積極的に行動することも、
 いい犬を作出するためには必要なことかも知れません。


  ◆◇あとがき

  先週号でお伝えしました新メルマガですが、「犬の悩み研究所」というタ
 イトルで来週12月10日(金)に創刊号を発行することになりました!

  誰にもある愛犬の困りごとや悩み。トイレのしつけ、無駄吠え、お留守番
 が出来ないなどなど…ちょっとした物を使ったり、利用することでその困り
 ごとや悩みが解決、解消できたらうれしいと思いませんか?

  新メルマガ「犬の悩み研究所」では、そんな誰もが持っている”犬の困り
 ごとや”犬の悩み”を取り上げ、少しでも問題の解決や解消ににつながるよ
 うな情報やコツなどを、ブリーダーとして、一愛犬家として、個人的な思い
 と共にお伝えしていきます。

  近々サイトもアップ予定です。サイト「犬の悩み研究所」では、そんな困
 りごと、お悩み別に、問題が解決・解消されるようなさまざまなグッズをご
 紹介します!お悩みを抱える愛犬家の皆様に、少しでもお役に立てればうれ
 しく思います。

  新メルマガ「犬の悩み研究所」のご登録、サンプル誌はこちら

  http://www.e-inu.net/labo/about/melmaga.php




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第6号


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   『ブリーダーになりたい!』   6号 2004.12.10 
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  ◆◇必要な資格・届出

  よく「ブリーダーになるには資格は必要ですか?」という質問を受けます
 が、今のところ日本ではブリーダーに関しては公的な資格というものはあり
 ません。なので、誰でも簡単になれてしまうのが”犬のブリーダー”です。

  ただ、ブリーダーとしての資格ということではないのですが、動物を販売
 をする場合に、平成12年12月1日より施行された「動物の愛護及び管理
 に関する法律」第2章第3節「動物取扱業の規制」に基づき、「動物取扱業
 の届出」が義務づけられました。

  申請しても認可されなかったらどうしよう?と思ってしまうかもしれませ
 んが、これはあくまでも「届出」なので、基本的には書類に不備なく記載し
 提出さえしていればいいものです。

  といってももちろん虚偽記載はいけませんよ。難しい認定基準があるとい
 うわけではないということだけです。更に記載内容と実際が違えば法律にあ
 るとおりに罰則があることも覚えておいて下さい。

  さらに都道府県によっては「動物取扱主任者」の資格が事業所ごとに必要
 となっています。(講習のみで取得できます。)

  これらの資格は都道府県によって、住んでいる地域によって書類の提出先
 が違いますので、居住地の都道府県庁に問い合わせをしてみてください。

  ブリーダーを始めるにあたって公的な資格としては必要ありませんが、今
 はいろいろな団体がそれぞれでブリーダー的資格の講習、試験、認定を行っ
 ています。どこも独自のものなので、どの資格を取ったら有益なのか判断が
 難しいのが現状です。

  ペットビジネスに関係すると思われる資格を挙げてみると…、
 愛玩動物飼養管理士、ペット販売士、動物看護士、愛玩動物救命士など…。
 いろいろありますよね。どの資格をとるかは自分の意思次第です。

  現状では公的な資格の必要のないブリーダーですが、悪徳といわれるブ
 リーダーが行う無茶な繁殖が続き、もっと社会的に大きな問題となれば、こ
 の先いろいろな形で規制されることもあるかもしれませんね。


  ◆◇あとがき

  先週もお伝えしましたが、新しいサイトアップしてみました。

  「犬の悩み研究所」
 タイトルはちょっと大袈裟ですが、愛犬との楽しい暮らしの中でも誰もが1
 つや2つや3つ…?ムダ吠えや噛みグセなどいろいろな困りごとやお悩みを
 かかえていると思うんです。

  そんなみなさまの困りごとやお悩みが少しでも解決・解消されたらいいな、
 という思いで立ち上げたサイトです。画像が多いのでちょっと表示に時間が
 かかってしまうかもしれませんので、お時間のあるときにでもご覧いただけ
 たらうれしいなぁ、と思います。

  「犬の悩み研究所」  http://www.e-inu.net/labo/

  メルマガも発行します!
 新メルマガ「犬の悩み研究所」ではサイトではお伝えできない困りごとや
 お悩みを解決・解消させるコツなどを紹介していこうと思っています。

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第7号


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   『ブリーダーになりたい!』   7号 2004.12.17 
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  ◆◇犬の交配

  交配させるオス犬、メス犬を自己所有していない場合、まず相手を探すこ
 とからはじまります。

  まず考えなくてはいけないのは、ブリーダーとして交配させるのであれば、
 犬質の向上を考え、よりクォリティの高い犬が生まれるようなペア考えるこ
 とが必要です。

  具体的に言えば、まずは体型。明らかにその犬種のスタンダードからはず
 れている犬を繁殖に使うことは望ましくありません。一番分かりやすいのは
 サイズですが、極端なオーバーサイズ、極端に小さいサイズはまず避けるべ
 きです。

  そしてお互いの欠点を補うような犬を選んで交配させることが、「いい
 犬」を作出するための最低条件です。耳の位置が欠点であれば、耳の位置の
 きれいな子を選んだり、コートの色をより明るくしたい時は明るい色の子を
 選んだりし、よりスタンダードに近づくことが出来るような相手を選びます。

  もちろん、血統のラインや、遺伝疾患のチェックは当然のこと。ですから、
 まず最初はその犬種の先輩ブリーダーに相談し、より良い相手を選んでいた
 だくことが間違いない選択方法だと思います。

  そして交配。基本的にはオスのところへメス犬を連れて行きます。動物の
 交配というと、人間がいなくても自然に交配できそうですが、ペット化され
 て甘やかされた犬の場合はうまく自然交配できないこともあるので、人間の
 介助が必要になることも少なくありません。

  交配時に注意しないといけないのは、興奮した犬は相手の犬や人間に危害
 を加えることもあるので、興奮しやすいことが分かっている場合は最初から
 口輪を利用します。また、犬同士のサイズが違う場合には、高さを合わせら
 れるように台を準備します。

  犬の交配はオス犬がメス犬の背後からマウントし、うまく射精できると向
 きをかえ、お互いのお尻をつき合わせるような連結状態となり、そのままの
 姿勢で10分〜30分じっとし、その後離れ交配が終わります。

  交配後、すぐにメス犬が激しくジャンプしたり動いたりするとせっかくの
 精液がこぼれてしまうので安静にしておくことが受胎を確実にさせるために
 は必要です。10分から15分ほどメス犬のお尻を持ち上げておくといい、
 なんてことも言われています。

  今回は自然交配の事について書きましたが、人工授精の話を私の別メルマ
 ガ「田舎暮らしとブリーダー」で書いていますので、興味のある方はそちら
 をお読み下さい。
 http://www.fieldvillage.com/magazine/backnumber4.php#backnumber_47


  ◆◇あとがき

  あっという間に今年もあと2週間となってしまいましたね。今年はサイト
 をいろいろ立ち上げたり、合わせてメルマガを創刊したりで、私はブリー
 ダーとして過ごしたというより、パソコンに向かっている時間がとても多か
 った1年でした。

  でも、犬も少しは増やすことが出来ましたし、それなりにブリーダーとし
 て成長できたかな?と思います。

  みなさんのこの1年はどのような年でしたか?

  ちょっと早いのですが、年内メルマガは今回が最後とさせていただき、来
 年は1月7日(金)スタートしたいと思います。

  まだ発行間もないメルマガですが、来年もよろしくお願いします。


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 いかなる損害に関しても一切責任を負いかねますのでご了承下さい。

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第8号


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   『ブリーダーになりたい!』   8号 2005.1.7 
                    http://www.fieldvillage.com/

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  ◆◇ごあいさつ


  『ブリーダーになりたい!』をご登録いただいき、ありがとうございます。
 発行人のかのこと申します。犬のブリーダーになりたい!けど、どうしたら
 なれるのだろう…、また、自分の愛犬の出産を考えている方って意外に多い
 のでは?

  このメルマガでは、ブリーダーになるにはどんな資格や届出が必要なのか、
 犬の妊娠、交配について、親犬の選び方など…なかなか教えてもらえない
 ”犬のブリーダーになるために必要な知識・情報”をお伝えします。


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  ◆◇犬の妊娠

  犬の妊娠期間は約63日。これは交配日から数えて63日目ということで、
 妊娠可能期間を考慮すると、交配してから58日〜65日の間には産まれて
 くることになります。

  約2ヶ月の妊娠期間ですが、前半の約1ヶ月間は外見の変化はほとんど見
 られず、お腹が大きくなってくるのは後半の1ヶ月間で、最後の1週間は特
 に変化が大きく、犬種によっては床についてしまうのではないかと思うくら
 い膨らみます。

  妊娠期間の前半で注意が必要なことは、受精卵が子宮に着床する交配後約
 3週間頃までは激しい運動をさせないことです。一端着床すれば犬は流産し
 にくいといわれますが、着床するまでは安静が必要です。

  この頃犬によってはいわゆる「つわり」の症状を見せることがあり、いつ
 ものフードを食べなくなってしまったり、元気がなくなったりすることがあ
 りますが、通常数日間で解消されます。

  妊娠しているかどうかは、触診でも判断できますが、通常は交配後約1ヶ
 月頃、動物病院にて超音波(エコー)検査を行い確定します。

  食事に関しては妊娠前半では特に変える必要はなく、後半に入ってからま
 ずパピーや妊娠犬用の高カロリーフードに切り替え、少しづつ量を増やし、
 最終的には妊娠前の3割くらい増やした量を1日3回から4回ほどにわけ与
 えます。

  激しい運動はさせないように注意しますが、毎日の散歩はしっかり続ける
 ことが安産にもつながるといわれ、とても大切なことです。場合によっては
 出産予定日に弱い陣痛がきているのになかなか強い陣痛とならない時には、
 一端散歩に連れ出すと産気付くこともあるといわれるほどです。

  出産予定日が近づいたら、産箱の準備、ガーゼや消毒など出産時に必要な
 物の準備、お腹周りの毛のカット、胎児の頭数確認等のためのレントゲン検
 査、など準備をしっかりし、いつ出産が始まっても対応できるようにしてお
 きます。

  そして出産予定3日前くらいからは、妊娠の兆候を把握するために1日3
 回の体温測定を始めます。犬の平熱は38度を超えているくらいですが、出
 産直前には37度以下くらいまで下がるので、体温が下がったら出産間近。

  出産を控えたメス犬は次第に落ち着きがなくなり、排尿や排便をくりかえ
 し、産箱で巣作りをしたりします。そのような行動が見られるようになると、
 いよいよ出産が始まります。


  ◆◇あとがき

  早いものですね、もう新しい年になって1週間が過ぎようとしていますが、
 みなさまはどのようなお正月を過ごされたのでしょうか?

  我が家は去年のお正月もそうでしたが、犬の出産がありどこにもお出かけ
 しないで、ほぼ家にいたお正月でした。出かけた所と言えば子犬の断尾のた
 めに動物病院まで…。これもブリーダーの宿命ですね。

  まあ、人ごみが好きではない私たちとしては、混んでいる時に出かけずに
 済むことになりますからね。だからまだ初詣にも行っていないので、子犬達
 が落ち着いてきたらゆっくり初詣にでも出かけようと思っています。


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第9号


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   『ブリーダーになりたい!』   9号 2005.1.14 
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  ◆◇ごあいさつ


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  ◆◇犬の出産

  出産の兆候はまず体温で把握します。出産12時間〜24時間くらい前に
 それまでの平熱(38℃以上)から37℃台に下がり、その下がった体温が
 上がり始める頃陣痛が始まります。最初は間隔が長く、段々と短くなり、力
 み方もだんだん強くなります。

  また、お腹をからにしてからお産をするという本能から、出産当日は食欲
 がなくなったり、オシッコや便を何度もしたりするので、それらの行動から
 予測することもできます。

  陣痛のたびに息を止めたようにし、排便のポーズで力み始めるともうすぐ
 胎児が娩出されます。姿勢はそれぞれで、立ったまま出産する子もいれば、
 横になったまま出産する子もいます。

  つよい力みで娩出された胎児は通常羊膜という透明な膜に包まれた状態で
 でてきます。母犬はその膜を噛みちぎり、胎児についている羊水をなめきれ
 いにし、へその尾をちぎり、そして緑色の胎盤を食べます。

  この、羊膜を噛みちぎったり、へその緒を噛みちぎったりということをし
 ない場合には、母犬に代わって処理をしなければいけません。

  きれいになった子犬は呼吸をはじめ、本能で母犬のお乳を探し飲み始めま
 す。母犬は胎盤を食べたり、子犬にお乳を吸われることにより次の陣痛を促
 すとされます。その後、平均30分間隔で次の分娩が始まり子犬が産み落と
 されます。

  胎盤は胎児1頭に1つ付いているものなので、胎児の数と同じだけ排出さ
 れたか必ず確認します。母犬はこの胎盤を食べようとしますが、たくさん食
 べると下痢の原因となるので3つくらいは食べさせますが、それ以上は片付
 けます。

  胎盤が胎内に残ってしまった場合、尿などに混ざってその後に出てくれば
 問題ありませんが、細菌感染を起こす可能性もあり経過の観察が必要です。

  産まれた子犬は性別、体重をチェックし成長の経過を記録していきます。

  全ての子犬を出産し終えると、母犬は子犬たちをお腹へ集めお乳を飲ませ、
 しばらくは食事とトイレ以外は産箱から離れようとせず、育児に専念します。


  犬の平均妊娠期間は63日(交配日から数えて)。犬は安産の象徴とされ
 てはいますが、全部の犬種に当てはまるわけではありません。特に小型犬、
 超小型犬の出産は難産傾向にあり、人間の介助、また、獣医師による手術を
 必要とすることもあります。

  出産の多くは夜中にはじまります。いつでも連絡をすれば対応をしていた
 だける動物病院を見つけておく必要があります。


  ◆◇あとがき

  年末に産まれた子犬達が日に日に成長し、目も開き、かなり子犬らしくな
 ってきました。目も開いていなくて、耳も聞こえない、そんな状態で産まれ
 てきた子犬の変化を見ることが出来るのは、ブリーダー冥利に尽きると思い
 ます。

  今は、子犬たちは母犬のミルクだけで育つので、私は特に子犬に何をして
 あげる必要があるわではないのですが、もう1、2週間もすれば離乳が始ま
 るので、そうなると母犬に代わって私が子犬たちにごはんを運ぶ役を担うこ
 とになります。

  それまでもう少し母犬たちにがんばってもらおうと思います。


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第10号


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   『ブリーダーになりたい!』   10号 2005.1.21 
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  ◆◇子犬を育てる

  健康に産まれた場合、離乳に入るまでの1ヶ月間は基本的に母犬が子育て
 をしてくれるので、ブリーダーとして子犬に何かをしてあげるという必要は
 ありません。とはいっても、直接何かをしてあげることがないというだけで、
 ブリーダーとしては母犬、子犬にとってストレスのない環境を与え、そして
 日々子犬が健康に育っているかのチェック、そして子犬にばかりに目がいき
 そうになりますが、母犬の産後の体調管理も大切な役目です。

  誕生直後から1週間
  生まれたての子犬は自分で体温の調節が出来ないので、室温は夏は23℃
 くらい、冬は18℃くらいに保つ必要があります。

  産まれた子犬に身体的な異常がないか、母乳は自力でしっかり飲めている
 か、母犬は子犬たちの排泄の処理をしているか、体重は増えているかを毎日
 同じ時間にチェックします。

  また、この頃母犬は母乳がだんだん出るようになってきて、子犬の頭数が
 少ない時など母乳が溜まってしまい乳腺炎をおこすことがあるので、お乳が
 張って熱を持っていないかもチェックする必要があります。

  ※狼爪手術や、断尾が必要な場合は、神経が発達する前(生後3〜7日以
 内)に獣医師に依頼します。


  生後2週目から3週目
 生後10日もすると、子犬の爪がかなり伸びてくるので、その後は1週間に
 一度くらい爪を切ります。伸びたままにしておくと、母乳を飲む時に母犬が
 痛い思いをして飲ませなくなってしまうことがあります。

  そしてこの頃、目が見えるようになり、耳も聞こえるようになり音に反応
 するようになります。


  生後4週目から5週目
  最初は自分で排泄ができなくて、母犬が舐めて処理しますが、だんだん自
 分で排泄が出来るようになって、動きも活発になってきます。そして、歯が
 生え始めるのでいよいよ離乳をはじめます。プレミアムフードのパピー用を
 用いれば、簡単に栄養バランスがとれた高カロリーな食事を与えることが出
 来ます。最初はうまく食べることが出来ませんので、とりあえず口の周りに
 離乳食をつけ、次第に口の中に入れて「飲む」から「食べる」ということを
 教えます。

  それまでは母犬がほとんど子育てをしてくれますが、離乳に入ってやっと、
 ブリーダーらしい仕事≠ェできるって感じです。


  生後6週目から9週目
  離乳食を食べられるようになったら徐々に母乳を与えないようにすると、
 自然と母乳は出なくなります。それでもあまりにもお乳が張るようであれば
 しぼってあげる必要があります。

  最終的に1日5回の離乳食だけにし、離乳を完成させます。兄弟がいれば
 日中は兄弟同士で過ごすようにさせ、遊びの中から上下関係や、コミュニ
 ケーションのとり方を覚えます。

  この時期の過ごし方は、犬の性格形成に大きな影響を与えます。早い時期
 に親犬や兄弟犬から離され、不安な環境で過ごした犬は、他の犬とコミュニ
 ケーションがとれない犬になったり、おびえた性格になってしまったりする
 ので、犬同士で過ごさせることが大切です。


  ◆◇あとがき

  現在進行形で生後30日ほどの子犬を育てている私ですが、この頃の子犬
 の成長は本当に目を見張るものがあります。たくさん写真にとっているので
 すが、ほんの3日前とは姿が分かるほどです。

  外は寒い毎日ですが、子犬達がいるおかげで部屋の中はいつもポカポカ。
 移住した年の冬に室内の気温がマイナスになったことがありびっくりしまし
 たが、子犬がいる限り寒さ知らずの我が家です。


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第11号


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   『ブリーダーになりたい!』   11号 2005.1.28 
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  ◆◇子犬の引渡し&アフターケア

  ブリーダーとして犬を交配させ、犬の妊娠、出産、そして子犬の子育てと、
 交配から約半年もの期間を費やし、いよいよ子犬を新しいオーナーの方に引
 き渡すことになります。

  犬の成長過程において、ブリーダーの元から新しいオーナーのところへ引
 き渡すのに一番望ましい時期は、犬の社会化期の生後2ヶ月から3ヶ月の間
 とされます。その間に引渡しが出来るよう早めにオーナーさんを見つけてお
 くことが重要です。

  では、どうやって新しいオーナーさんを探したらいいのか?

  新聞広告、地域情報誌に掲載したりペットショップに引渡しをしたり、い
 ろいろな方法がありますが、インターネットがこれだけ普及している世の中
 ではブリーダー自身のHPで探すことが一番望ましいことだと思います。

  子犬が生まれた情報や成長過程等の情報を即発信でき、子犬希望の方と直
 接コンタクトをとることができます。それに直接ということで子犬に対する
 責任が100%となり、無責任な行為ができなくなり、ブリーダーにとって
 も、新しいオーナーとなる方にとってもメリットがあると思います。

  とはいっても、ネットでオーナーを探すということは、ネットだけのコン
 タクトのみで引き渡すケースが多く、トラブルも起こらないとはかぎりませ
 ん。このトラブルを最小限にとどめる為には、この引渡しの時が重要となり、
 言った言わないからくるクレーム、保証に対するトラブルを防ぐ為にも、契
 約書を作成し、契約内容をお互いに、納得、確認することが必要です。

  そしてさらにもっと大切なのは、お引渡し後のアフターケア。

  初めて犬を飼ったという人にとっては、子犬のちょっとした変化も心配で
 たまらなかったりします。そんなときにすぐに質問できる人がいれば、とて
 も心強いものです。ブリーダーはその犬種のプロであるべきで、引き渡した
 らもう終わり、というのではなく新しいオーナーの方が安心して子犬を育て
 られるようにフォローしていくこともブリーダーの大切な役割だと思います。


  ◆◇あとがき

  一年の中で一番寒い時期ですが、家の周りの木々の芽が気持ち膨らんでき
 ているような気がします。寒い、寒いと毎日口にしていますが、それでも確
 実に春にむかっているのを感じます。

  昨年の12月生まれの子犬たちも、最近は表情も豊かになってきて、昼間
 子犬たち3頭一緒にしているとケンカをするようになってきました。離乳も
 順調で足や顔中ごはんをつけて一生懸命食べる姿はたまらなくかわいい♪


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第12号


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   『ブリーダーになりたい!』   12号 2005.2.4 
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  ◆◇これまでお読みいただきありがとうございます

  日本でも徐々にではありますが、子犬はブリーダーから直接迎える、とい
 うことが当然の選択肢となり、実際に私自身も自分のHPでステキなオ
 ーナー様と知り合うことが出来、もう何頭も子犬を直接お渡ししてきました。

  ペットショップ全てを否定するわけではありませんが、やはり狭いケース
 に入れられ、多くの見知らぬ人の前にさらされることが子犬にとっていいわ
 けありません。ブリーダーから直接お渡しすることが出来れば、子犬はその
 日まで親犬や兄弟と共に過ごし、犬同士の生活の中から犬同士からでなけれ
 ば教わることが出来ないことを学ぶことが出来ます。

  一番望ましいのは、心から子犬を望んでいる方に、心身ともに健康な子犬
 が迎えられることです。ブリーダーはその為に健康で誰からも愛される犬を
 ブリーディングしていくことが使命だと思います。

  今後、日本でも「子犬はブリーダーから迎える」ということが当然の方法
 となることを願ってやみません。


  このメルマガでは、ブリーダーに必要な最低限の知識・情報をより細かく、
 より具体的に”ブリーダー入門”としてお伝えしてきましたが、この12号
 をもって完結とし、しばらくお休みさせていただきたいと思います。


  時期は未定ですが、またさらにグレードアップし、現役ブリーダーとして
 メルマガを発行したいと思っていますので、このままの状態で次の発行をお
 待ちいただければと思います。

  その間に、というわけではありませんが、ブリーダーとして犬と暮らして
 いく中で思ったことや、田舎暮らしのことなどを紹介するメルマガを発行し
 ますので、そちらもお読みいただけるとうれしいなぁ♪と思います。

  「犬と田舎でE!暮らし」
  ご登録はコチラ → http://www.e-inu.net/melmaga/


  短い期間ではありましたが、「ブリーダーになりたい!」をお読みいただ
 き本当にありがとうございました。

  途中からお読みいただいた方、またもう一度読みたい!という高貴な方は
 こちらからバックナンバーをご覧下さい。
    → http://www.fieldvillage.com/magazine/


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