ジャパンケンネルクラブ(JKC)は日本政府認可の全犬種クラブとして唯一の公益法人であり、さらに、国際畜犬連盟(FCI)に正式加盟している国際的にも信用ある日本最大の畜犬団体です。ですからブリーダーたるものはJKCへの加入は必須であり、犬種の向上に関わる者としてJKCとは切っても切れない関係です。
まず何をするにしても、JKCに入会していなければなりません。入会はJKCが公認するドッグクラブを通して手続きをすることとなります。
私の場合は子犬をブリーダーから購入したのですが、そのブリーダー自身がドッグクラブの代表でしたので自然にそのクラブに入会しました。
手続きは簡単。クラブにある所定の用紙に名前・住所などを記入し、入会金と年会費をクラブに提出。その後、クラブ会員バッジ、会員証、と「家庭犬」という会報誌が届きます。
どのクラブに入会したらいいのか分からない場合はJKCに問い合わせをすると、希望の所在地のクラブを教えてくれます。入会後、書類を届けたりする必要があるので、居住地の近くのクラブに入会することをおすすめします。
純血種の子犬を迎えると血統証明書が届きます。その時点では所有者は繁殖者(もしくは前所有者)となっているので、まずその犬の所有者を自分に変更します。(自分が所有者になっていなければ子犬をうませても血統証明書の申請ができません。)
血統証明書の裏面が変更届けとなっていますので、その裏面の必要事項を記入しクラブへ提出します。その後所有者の欄に自分の名前が入った血統証明書が届きます。これで初めてその犬の所有者となり、繁殖をさせた時に血統証明書(一胎子登録申請)の申請が出来るようになります。
名義を変更する際にはもちろんJKCの会員である必要があるので、まだ会員になっていなければこの名義変更と、クラブ入会の手続きは同時に行うことになります。
この犬舎名はお店の名前みたいなものですが、犬を繁殖し血統証明書を申請する際には犬舎名が必ず必要です。血統証明書を申請する時に犬名と犬舎名をあわせて35文字以内(ローマ字、スペース、JP等含む)という制限があるので、犬舎名としての文字数は20文字以内で申請することになります。
この犬舎名はすでにある犬舎名と同じ名前はつけることができないので、最初の申請時に第一希望、第二希望まで記入することになっています。ただ、それでもダメな場合はあらためて申請することになります。
犬舎名は、その後一胎子登録申請書に犬名とともに記入することになるわけですが、犬舎名を前にするか、後にするか選択ができます。さらに、犬舎名が前の場合はJPもしくはJP’Sも選択することができます。
ここでつける犬舎名がその後申請する血統証明書に記載されるわけですからとても重要です。
これがいわゆる血統書を発行してもらうための申請書です。一胎子とは一腹の子犬という意味で、同じ母犬から同じ時に生まれた子犬の申請は死亡した犬を除き全頭申請することが義務化されています。
名前のつけ方ですが、基本的にはブリーダーが自由につけるわけですが、洋犬の場合、その犬舎で一番最初に繁殖された仔犬の名前は、まず頭にアルファベットのAのつく名前を、2回目の繁殖で生まれた仔犬は頭がBで始まる名前、その次は頭がCで始まる名前…。と、その犬舎の何回目の繁殖か分かるようにするという決まりというか、昔からの習慣があるようです。
1度の出産で数頭しか生まれない場合はそれほどでもないかもしれませんが、10頭近く生まれる大型犬の場合、この名前を考える作業は時間のかかる大仕事になるかもしれません。
また、最近の書類の変更で、以前は別に発行されていた「交配証明書」がこの書類の中に組み込まれ、必ずオス犬の所有者が証明することになっています。さらに、子犬の頭数確認の欄も設けられ、メス犬所有者以外の第三者によって証明してもらう必要があります。
正確な血統登録のため、2003年9月より行われているDNA登録。各CHの申請に関係する犬、輸出犬、外産犬、そして2004年4月からは交配されたすべてのオス犬、また、血統証明書の再発行の場合に必要となりました。
いままで血統証明書についてはいろいろな疑義があったりもしましたが、このDNA登録によって親子鑑定もいつでも可能になったわけです。
DNA登録の順序としては基本的にまずJKC犬籍2部DNA課に、登録番号、犬名、会員番号を伝え、検体キット、そのた必要な物を郵送してもらう。そして、当該犬の口腔粘膜を採取し検体は解析センターへ、書類、写真等はJKCへ、そして料金を振り込みます。
提出から2〜3週間ほどでDNA登録証明書と新しい血統証明書が郵送されてきます。
クラブの移籍は、双方のクラブの承認が必要となります。所定の用紙はないのですが、一枚の用紙にまず前クラブの「脱会承認」とクラブ印をもらい、次に新入会するクラブ「入会承認」とクラブ印をもらい、新クラブから用紙をJKCに提出してもらいます。