子犬の販売方法については「ブリーダー入門」でいろいろ紹介していますが、ここでは実際の経験の中から私自身が「自分で新しいオーナーを決め、オーナーへ直接お渡しすることが1番!」と気付いてから、自分のホームページサイトを立ち上げ、実際に子犬の販売が出来るようになるまでを紹介します。
通常ペットショップで販売される犬は、「ペット生体市場」といわれるセリ市場から仕入れられ販売されますが、私は以前、ペット生体市場ではなく、自家繁殖犬のみを扱うペットショップへの直接引き渡しをしていました。
はじめて子犬を生ませた時などは、自分自身で子犬を販売するルート、術を知らない時でしたので、そうすることにあまり疑問をもちませんでしたが、2回、3回となるうち、「本当にこのままでいいのか」と思うようになったのです。
生後わずか45日で母犬や兄弟犬と引き離され、いつどこへ行くかも分からない子犬が、訳も分からずガラスケースの中に入れられている姿、いい意味でも悪い意味でも引き渡してしまえばこちらの責任はない、そして、オーナーが決まってもこちらには分からない。
そんな姿を見て、それまで愛情込めて育てた子犬だからこそ、新しいオーナー(自分が納得してお譲りできる方)が現れるまで親犬や兄弟犬と過ごさせ、できるかぎりしつけもし、ワクチン接種もしてから引渡しをすべきではないかと、日に日に強く思うようになったのです。
もともとブリーダーを始めようと心に決めた時から、いずれは自分で子犬のオーナーを探そうと思ってはいたものの、なんとなく生体市場とは関わらないショップでなら安心だと思ってしまい、最初の気持ちを忘れていたのも事実です。
でも、自分の中に改めてペットショップへの疑問が湧き、”やっぱり自分で子犬のオーナーを探すべきだ”と思ったのでした。
そこでまず、自分でオーナーを探す方法を考えた時、時間、費用などを考えないのであれば新聞、雑誌掲載等、結構いろいろな方法が浮かびました。でも、時間やどれくらいの手間がかかるか、費用がいくらかかるかということは当然考えないわけにはいかないことです。
通常、何かのメディアを利用し掲載すると費用も数万円かかる場合もありますし、時間的にもメディアによって締め切りから掲載までかなり時間がかかることがあるので、せっかくの新しい情報が古く、間違った情報になってしまうこともあります。
そこで、いつでも自分の好きな時に更新でき、自宅にいながらでき、費用もそれほどかからない方法…。と、考えると「自分のホームページ(=自分のショップ)」で掲載するしかない!という結論に自然たどりつきました。
もちろん子犬にとっても、新しいオーナーのところへ行くその日まで、親犬や兄弟犬と過ごすことができることになり、これは子犬の成長にとってとても大切なことです。
ペットショップで売られる子犬は通常、小型犬は生後45日、大型犬は40日程度で親犬からも兄弟犬からも引き離され、どこから来たのかわからない犬が集まるペット生体市場へ引き取られ、そこからペットショップへ行くのです。
どちらが子犬にとって望ましいかは一目瞭然ですよね。
生まれた場所から直接新しいオーナーのところへ行くということは、恐ろしい感染症に感染する可能性も極めて低くなりますし、体もしっかり成長し、離乳も完了してから新しい環境に行くことができ、体力的にも精神的にもはじめての環境に適応しやすくなります。
自分のホームページであれば、自宅にいながらサイトの作成、子犬の最新情報への更新等がいつでも、好きな時にできます。そして問い合わせ情報などにもすぐに対応することができ、信用につなげることができます。
自分のホームページ=自分のショップで販売できるよう、ワープロしか出来なかった私は、その後、自分のホームページを作るためにどうしたらいいか、勉強を始めたのでした。